挑戦と成長は表裏一体

挑戦と成長は表裏一体である。
挑戦することの大切さはオリンピックを始めとしたスポーツ界が物語っている。

ルールが代わり、現代の方が不利になったスポーツを除き陸上や水泳などほとんどのスポーツで記録は更新され続けている。
これには道具の変化による有利も含まれるが、記録更新には本人の挑戦する努力も欠かせないだろう。

挑戦することが大切と口でいうのは簡単だが、実際それを行動に移すことは本当に難しい。なぜなら、それは限界を知る行為だからである。現在の100%の実力を出しても、出来ないことを出来るようになるためには成長するしかない。
しかし、その間はずっと、全力を出しても出来ない自分を見続ける必要があるのだ。更に、それだけ努力しても必ず出来るようになるといった保証はない。永遠にできないことだって有り得る。

これはスポーツに限った話ではなく、転職や起業などレベルの差異はあれ、誰にでも挑戦の機会は訪れる。
挑戦におけるリスクとリターンもまた表裏一体であり、起業であれば大きな収益を狙える分、従業員の雇用や売上など様々な責任が伴う。
転職するにしても同じで労働条件が良くなることもあれば、逆に今より悪くなるリスクだってある。

「何かが出来る」といった自信は有能感や優越感からアイデンティティーに繋がる。しかし、そこに安心して留まっていては成長がない。自己の成長や価値観の幅を考えるならば、挑戦する勇気を持つことが大切である。