人の成長に終わりはない

人は成功を収めると、その後に失敗をするという傾向が見られる。なぜなら成功するために続けてきた努力を、目標の達成感と共に停止してしまうからだ。

努力は疲れるものである。そして成功を収めることで、その疲れから解放されたいと無意識のうちに願うのだ。
その結果、長く続けてきた努力はもう不要であると解釈し、その手を止めてしまうのである。

けれどもそのような成功を収めるためには、あらゆる荒波を超えてこなければならないはずだ。そしてその荒波は、たとえ成功を収めても続いている。つまり荒波に飲まれて失敗へと転落するのである。
ということは、成功したと感じても挑戦は続けなければならないことがわかる。

ではどんなモチベーションで挑戦を続ければ良いのだろうか。それは常に自分自身の成長を実感することだ。
成功というのはひとつのゴールであり達成感を感じるものである。けれども成長にはゴールなどない。

そして成長を続けるためには、常に挑戦を続けなければならないわけだ。けれども挑戦を続けることによって、人生はより良い方へと進むことになる。世の中の変化は早く、そしてトレンドも変わる。不変なものは無い中で自分自身が不変でいられる保証などないのだ。

たとえ平穏な生活を望んでいるとしても、世間という荒波の中では常にオールを漕いでいなければならない。同様に挑戦を続けて常に前進していなければ、平穏な生活さえも手に入れることはできないのである。